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幼児科ではなぜエレクトーン?エレクトーンを使用する理由

幼児科

ヤマハ音楽教室(YAMAHA MUSIC SCHOOL)のグループレッスンでは、エレクトーンを使用しています。
幼児科に通っている方、幼児科のレッスンに興味がある方に向けて、その理由を解説していきます。

エレクトーンを使用するメリット

幼児期にエレクトーンを使うメリットを3点ご紹介します。

【メリット1】エレクトーンは音の長さがわかりやすい

ピアノの音は減衰音と言って、鍵盤を弾き続けていてもだんだん音が小さくなっていきます。

一方エレクトーンは、鍵盤を弾き続ければ同じ強さで音が鳴り続ける「持続音」を出すことができます。

小さな子どもたちにとって、鍵盤を弾き始める(=打鍵)意識は持ちやすいのですが、鍵盤から指を離すタイミング(=離鍵)はなかなか意識が難しいです。

持続音が出せるエレクトーンは、弾いている間は変わらない音量、指を離すと音がなくなるので、長さの意識を持つのに適しています。

【メリット2】上下鍵盤で音のバランスがとりやすい

エレクトーンは、手で弾く鍵盤が2段に分かれており、基本的には上段を右手、下段を左手で弾くことになります。

左手は、メロディーを弾くこともありますが、
ハーモニー(伴奏)を奏でることが多いです。

ハーモニーを弾く上で大切なのは、メロディーに合っていることを感じながら弾くことです。
それを積み重ねていくことで、ハーモニーの流れを感じた音楽的な演奏ができるようになったり、メロディーに合う和音を自分で見つけられるようになったりします。

エレクトーンは上下鍵盤の音量を変えられるので、いつでも最適なバランスでメロディーとハーモニーを聴くながら弾くことができます。
ハーモニー感をつけていくために大きなメリットがあると言えるでしょう。

【メリット3】さまざまな音色でイメージを広げやすい

弾きたい音のイメージを持って演奏することはとても大切です。

同じ「ドレミ」という音でも、つなげて弾くか切って弾くか、かわいらしい感じ、カッコいい感じなど、さまざまな表現ができます。

さまざまな音色が(キーボード等と比べてかなり)高いクオリティで出せることは、小さな子どもたちにとっては、それだけで音に対してワクワクできる、興味を持てる要素になります。

初期の段階では、さまざまな音色からイメージを広げていくことが、どのように弾きたいか、どのように弾いたら素敵かを演奏で表現していくための大きな助けになります。

幼児科でエレクトーン、よく聞く疑問

幼児科でエレクトーンを使うメリットが分かったところで、「でも・・・」とよくされる質問について私の考えをお伝えします。

【疑問1】教室ではエレクトーン、家ではピアノでいいの?

個人的な意見としては、ご家庭でもエレクトーンで練習した方が、上記のメリットを最大限活かして耳の力を育てるために良いと思います。

ただ、楽器は高価ですし、将来的にはピアノをやりたいと思っているのにエレクトーンを購入するのは難しいと思いますので、将来的に進みたい楽器がピアノと決まっている場合はピアノで良いです。

ご家庭でピアノで練習する時にも、自分が弾いている音をよく聴き、音の長さやバランスに気をつけることを意識できると、耳の力が大きく成長します。

【疑問2】エレクトーンでは指の力がつかないのでは?

指の力をつけることや、正しい指の形で弾くことはなぜ大切なのでしょうか?
私は、『自分のしたい演奏表現をするため』だと思っています。

つまり、「指の力をつけて正しい指の形で弾く→良い演奏になる」のではなく、
「こんな風に弾いたい、こんな音が出したい→そのために指の力をつける、弾き方に気をつける」方が自発的な音楽表現につながると思っています。

幼児期に大切なのは、「こう弾くとこんな音が出る」「こうやって弾いたら素敵」など、自分が弾いている音、他の人が弾く音をたくさん聴くことで、それを幼児科のレッスンではたくさん経験することができます。

指の力をつけることや指の形に気をつけることは、弾き方によって音が変わることを知ってから、どんな風に弾きたいかの理想を持てるようになってからの方が、無理なく(押し付けることなく)取り組めると思います。

【まとめ】 エレクトーンのメリットを活かしたレッスンを

ここまでエレクトーンを幼児科で使うメリットや、よく聞く疑問についてお話してきましたがいかがでしたか?保護者の方がエレクトーンのメリットを知っていると、より充実したレッスンが受けられると思います。ぜひ幼児科のレッスンを楽しんでくださいね。

この記事を書いた人
さくら

ヤマハ音楽教室(YAMAHA MUSIC SCHOOL)のシステム講師。幼児から小学生のグループレッスンと、小・中学生のピアノ、エレクトーン個人レッスンを担当。「楽しみながら力をつけてもらいたい」という思いで日々レッスンしています。

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