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レッスン中に泣いてしまう…ぷらいまりー・幼児科の保護者の接し方のポイント

ヤマハ音楽教室のグループレッスンでお子さんが泣いてしまった、という経験はありますか?
実はレッスン中に泣いてしまう生徒さんは多いです。
クラスの中で我が子だけ…と心配になることもあると思いますが、長い目で成長を見守っていけると良いですね。
この記事では、レッスン中に泣いてしまったときの接し方や声かけのポイントを紹介していきます。

レッスン中に泣いてしまう原因

レッスン中に泣いてしまう原因はさまざまありますが、多いのは

  • できない、失敗した
  • 眠たい
  • (ぶつけた、転んだ等で)痛い

だと思います。それぞれ見ていきます。

できなくて泣く、失敗して泣く

一番多いのは、できなかったり失敗したりしたことが原因になるケースです。

大人なら当然「新しいことをやれば失敗することもある」「家ではできてもレッスンで完璧にいかないこともある」と理解できるのですが、お子さんによってはそれがものすごくショックなことであると感じてしまいます。

このケースについては、後で対処法を解説していきます。

眠たくて不機嫌、帰りたくて泣く

レッスンの時間帯によっては、お子さんが眠たくなってしまうこともあります。

眠たいときに集中できる訳がありませんので、これについては対策が必要です。

夕方のレッスンの場合は、
・幼稚園の後に外遊びをして疲れないようにしておく
・午前中に遊び過ぎないようにする
など

お昼頃のレッスンの場合は、
・レッスン前にはしゃぎすぎないようにする
・お昼ご飯を食べる時間を工夫する
など

レッスン中に眠くならないように工夫しましょう。それでも難しい場合は、レッスンの曜日や時間の変更も検討した方が良いかもしれません。

痛くて泣く、レッスン中に怪我をしないために

保護者同伴のレッスンでは、レッスン中に怪我をしないように、気をつけていただければと思います。

・教室で走らない
・足元の電源コードに気をつける
・イスの登り降りの時にジャンプしない

など基本的な安全対策は、お子さんに伝えて危ない行動をしたときには注意するようにしてください。

その他に、

・保護者と一緒に身体表現するときにひじなどをエレクトーンにぶつけないように気をつける

・エレクトーンのふたの開け閉めで手を挟まない(ふたを落とさない)ようにをサポートする

・イスのすき間に足を入れない(挟まれて抜けなくなってしまう)

意外と多いので気を付けていただくとよいと思います。

できなくて泣く時の保護者の関わり方

一番多い原因である、できなかったり失敗して泣くお子さんへの対応方法を解説していきます。

レッスン室から退出しなくても何とかなる程度に泣いたことを想定してお話していきます。

他のお子さんに迷惑になるほど大泣きしてしまった場合は、一度レッスン室から出て落ち着いてからお部屋に戻るようにしましょう。
基準がわからない場合は担当の先生に相談してください。

まずは泣き止むこと、泣いていてもレッスンに参加できる状態にすることを優先する

・自分が泣いていてもレッスンは進んでいく
・今泣くことよりも頑張って取り組んだ方が良い

とお子さん自身に認識してもらうことで、レッスン中の気持ちの整理の仕方が上手にできるようになる場合があります。

泣いていると周りが見えなってしまうので、まずは泣き止むように声かけをしましょう。

OKな声かけの例
・大丈夫だよ
・惜しかったね
・もう1回頑張ってみよう

NGな声かけの例
・何で泣いてるの?(責めるように聞こえてしまう声かけは逆効果です)
・練習しないからでしょ(練習についての話は落ち着いた後にした方が良いです)

無理に弾かせようとせず、冷静に見守る方が良いことも

泣いているときに無理に弾かせようとしても、興奮していると余計に上手く行かないこともあり「できなかった」を増やしてしまう可能性があります。

レッスンでどこの部分を弾いたか、保護者が把握できていればご家庭で練習できるので、
慌てて次を弾かせようとしなくても大丈夫です。

お子さんが落ち着いたところで、
「やってみよう」「頑張ってみよう」と声をかけてあげ、気持ちを切り替えるきっかけを作ってあげましょう。

ご家庭で原因の特定と対策を

レッスン中によく泣いてしまうお子さんの場合、ご家庭で原因の特定と対策を考えていただくと良いと思います。

泣いてしまった原因は?

レッスンが終わり、ロビーまたはお家に着いたところでレッスンの振り返りをしてみましょう。

今日は途中で泣いちゃったけど、切り替えて最後まで頑張れたね。
ところで○○の曲で泣いちゃったときはどうして泣いちゃったのかな?

間違えちゃったから?
お指が上手く動かなかったから?
難しそうって思ったから?

お子さんの中で泣いてしまう理由がわかれば、対策を考えやすいです。

レッスン中に泣かないための対策

よく泣いてしまうお子さんには、少しずつ意識を変えてもらうように声かけをしていきましょう。

「レッスンでは失敗しても大丈夫なんだよ。その分練習を頑張ればいいんだよ。」
とまずは根気強く何度も伝えてあげましょう。

その上で、お家などで落ち着いているときに、

・先生のお話をもっと集中して聞いていれば、もっと上手に弾けたかも
・レッスンで上手くいくように、○○の曲の練習をもっと頑張ってみようか

などレッスンで泣かないための対策をお子さんと一緒に考えていきましょう。

レッスンに出発する前に、「今日は少し悔しくても泣かないように頑張ってみようか」と声をかけてからレッスンに行くのも良いと思います。

【まとめ】難しいこともあるけれど音楽って楽しい!そう思ってもらえるように

レッスン中に泣いてしまうお子さんへの対応ってとても難しいなと感じることも多いです。

音楽の学習には、「初めてのこと」「すぐにはできるようにならないこと」「間違えてしまうこと」はつきもので、それらなしでは上達にはつながりません。

お子さんにとって大切な体験であると同時に、「悲しい」「悔しい」体験になってしまうこともあります。
そんなときの、言葉がけや接し方がとても重要だと思っています。

なかなか正解はなく、お子さんの性格によっても違いますので、いろいろと試しながら良い方法を探していきましょう。

難しいこともあるけれど音楽って楽しい!と感じてもらいたいと思っています。

この記事を書いた人
さくら

ヤマハ音楽教室(YAMAHA MUSIC SCHOOL)のシステム講師。幼児から小学生のグループレッスンと、小・中学生のピアノ、エレクトーン個人レッスンを担当。「楽しみながら力をつけてもらいたい」という思いで日々レッスンしています。

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