グレード試験に向けた練習をするとき、どんな練習書を使って準備をするか迷いますよね。
今回は、グレードまでの期間別におすすめの練習書を紹介していきます。
受験予定まで1~2年、じっくり力をつける期間におすすめの練習書
ヤマハのグレード試験は、5級からグッと難易度が上がります。
6級Bコースに受かったばかりの方や、今までグレードを受けたことがなくて初めて5級にチャレンジする方は、少なくとも1~2年の準備期間を設けると良いでしょう。
まずは、グレード合格レベルまでの音楽力を蓄えていきながら、試験の形式や流れに慣れていくと良いと思います。
即興演奏の練習について
ヤマハのグレード試験の中で、一番練習が難しいのが即興演奏だと思います。
なぜなら、合格点をもらうためにはある程度決まった型のようなものがあるからです。
自己流の即興演奏では、なかなか良い点数をもらうことが難しいです。
まずは出版されている練習書を利用して、さまざまなパターンを練習してみることがおすすめです。
即興おすすめ①参考譜で学ぶ! エレクトーン演奏グレード5級 即興実践練習書

課題と実施例がたくさん掲載されています。
まずは、たくさん弾いてみてどのように即興演奏をまとめれば良いのかを把握していきましょう。
即興おすすめ②エレクトーン演奏グレード 5・4・3級 新即興演奏課題集 Vol. 1[改訂版]
課題がたくさん載っている練習書です。
前から順番にやるというよりは、8ビート系、ジャズ系、ワルツに大まかに分けて、おすすめ①の「参考譜で学ぶ! エレクトーン演奏グレード5級 即興実践練習書」に載っていた例と同じパターンで自分で即興演奏が作れるように練習していきます。
この時点では、予見時間などは気にせずどんどん音を出しながら試していくのをおすすめします。
初見演奏の練習について
初見演奏は得意不得意が大きく分かれる項目だと思います。
受験要項に例題が載っているので、見てみて余裕だと思えば練習は後回しで大丈夫です。
止まらずに弾く+音楽表現をすることが求められますので、苦手な方はとにかく数をこなすことをおすすめします。
初見おすすめ①エレクトーン演奏グレード5級 初見演奏集成
初見演奏の課題だけをたくさん集めた練習書です。
初見演奏が苦手な方は、まずこの本を全曲弾くぐらいたくさん問題をこなすことをお勧めします。
おすすめ②エレクトーン 初見練習 100曲集 Vol.5
グレードの区分けはなく、100曲載っています。
さまざまなタイプの曲を練習できるのでおすすめです。
自由曲の練習について
自由曲は、十分に表現できる曲を選びましょう。5級の場合、過度に難しい曲を選ぶ必要はありません。
迷う場合は、「5~3級」ではなく、「5級」の曲集から選曲しましょう。
課題曲の練習について
課題曲は、「ぷりんと楽譜」で販売されています。
受験まで時間に余裕がある場合は、何曲か弾いてみて、表現がしやすいもの、技術的に弾きにくい部分がない曲を選ぶのが良いと思います。
直前の練習は過去問題集で
グレード受験時期を決めたら、過去問題集で練習しましょう。
その時点で一番新しいものを選ぶのがおすすめです。
実際の試験と同じ予見時間で取り組んでみましょう。
後で振り返るために録音するのもおすすめです。
【まとめ】充実したグレード準備は練習書選びから
ここまでおすすめの練習書を紹介してきましたがいかがでしたか?
5級グレードからは受験料も高くなり、試験会場も遠くだったりと少ない回数で合格を目指したいですよね。
練習書を有効活用し、充実した受験準備が進められることを願っています。